サンゴについて関心をお持ちの全国の方を対象に、白保のサンゴ礁を観察し、また海と共に生きる島人のお宅にホームステイするツアーの実施に取り組んでいます。
白保集落の長い歴史の中で育まれた自然や文化を受け継ぐために、サンゴ礁の資源を持続的に活用したさまざまなツアーの企画、現地受け入れを行なっています。2014年3月からは、WWFジャパンの協力の下、サンゴ礁と共に暮らす島人との交流やサンゴ礁の観察・保全活動に参加するスタディツアーを実施しています。ツアーでは白保の生活や暮らしを体験する、農家体験やホームスティを行なっています。参加者の評価も良いことから、今後も継続して取り組むこととしています。
夏花では、子ども向けの自然体験活動の受け入れも実施しています。
2014年7月には「ネイチャーキッズ～石 垣島探検隊～」の受け入れを行ないました。これはWWFジャパンと株式会社カスミが毎年行なっているイベント で、今回で13回目となります。これまでは北海道で開催していましたが、今年初めて石垣島での開催となりまし た。夏花では企画協力、現地受け入れを担当しました。都会の子どもたちがサンゴ礁の恵みに触れ、島の暮らし と自然とのつながりを感じることのできる体験活動を企画しました。同ツアーでは、白保の子どもたちとの交流、サンゴ礁でのシュノーケル、ホームステイを行ないました。都会から来た子どもたちには自分の住んでいる 地域との違いを学び、体験する良い機会となったようです。また、白保の子どもたちにとっても、改めて白保の自然環境を見直す機会となりました。
夏花では、さまざまなツアーの受け入れを通じて、農家のみなさんをはじめとする白保地域の方々と連携を深 めることで、赤土流出防止の活動が広がることを期待しています。これからも白保サンゴ礁の保全と活性化に向 けた白保まるごと体験ツアーの企画・受け入れを行なっていきます。
